わたしたちはソフトウェア技術を通して人の安全を守り、
安定した社会の実現に貢献します。
わたくしが1980年代に集積回路の製造や設計の研究をしていたときに、高性能のマイクロプロセッサーを作るために高性能なCAD(Computer Aided Design)システムが必要となり、めざましい勢いで開発されていく状況を目の当たりにしました。そのとき、これからはソフトウェアが進歩しないと、ハードウェアも進歩しない時代がやってくるであろうと感じました。ソフトウェアの重要性を感じたきっかけのひとつです。
プログラミング可能な情報処理装置であるコンピュータは、パソコン、スマートフォン、マイコン制御機器、自動車、航空機など、わたしたちの身の回りの多くの製品で活用されています。コンピュータを動かすソフトウェア技術を洗練し、今後も人類にとって便利なものにしていくこと、また便利であり続けるためにすべての人が安心して使用できるものにすること、これが弊社のミッションであり理念です。わたしたちはそのために情報セキュリティと呼ばれる分野の製品を開発しています。
また、ソフトウェアプログラミングは、近い将来、人類にとって読み書きと同様に重要かつ基礎的な技能となり、生きていくためのリテラシーになると信じています。
「ソフトウェアプログラミング」というテーマは、単にソフトウェア製品を作るという意味だけでない人類の知性や知恵の獲得に必要なものだと考えています。
さらに、近年人工知能について関心が高まってきています。わたくしも過去30年以上人工知能の実現について熟考してきました。高速なマイクロプロセッサーや大容量なメモリーを安価で大量に使用できるようになり、本格的な人工知能の実現を予感させる状況になってきたと感じています。いまこそ「強い人工知能」の実現に一歩も二歩も近づく時だと思います。弊社は人に代わって宇宙探査を任せられる人工知能の実現を具体的な実現の目標のイメージとし、人工知能の研究開発も進めています。
- システムインテリジェント株式会社
- 代表取締役社長・工学博士
- 長谷川 堯一